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石原莞爾 勝てた
2022/ 08/ 26戦争の天才といわれ数々の武勲を残す陸軍参謀 石原莞爾
皮肉な話ぶりはするが、真相を捉え、ユーモアもあるが扇動的な軍人
石原は関東軍参謀として満州事変を計画した人ですが、自らが参謀本部の作戦部長の時に起きた日中戦争の拡大には反対
し、さっさと作戦部長を辞めてしまう
戦時中も人気がありましたが、今もなお人気のある軍人さんです。
ただ満州事変時の兵力差として日本の関東軍が約1万人に対し張学良率いる東北軍は約19万人と圧倒的に不利な状態で、張学良の軍事的拠点を一気に占領してしまい世界の政治・軍事関係者が、その名を知ることになった戦争の天才です。
石原莞爾が中国侵略の拡大に反対したのは、この時期に米英の既得権との衝突を避けたかったのではないかと個人的に思ってしまう。
何故なら日本が一番の仮想敵国はロシアであり、とにかくロシアの南下を一番に恐れていた。
太平洋戦争の原因ともいわれる日本軍の南下はまさに石原莞爾が反対していた米英の既得権益を侵害するものだったからです。
さて本題の「石原莞爾が太平洋戦争の指揮を執っていたら」、日本はアメリカに勝てていたのでしょうか
これにはいくら戦争の天才と言われた石原莞爾でも「勝てる」とは思っていなかったようですが
五分五分あるいは、持久戦で持ちこたえながら中国と講和を結ぶと言い放つ。
また、日本の重要な拠点を難攻不落に防御することで米軍の補給路を断ちながら戦うという戦術を持っていた。
満州事変の首謀者である石原莞爾は当初、戦争犯罪リストに載っていたのですが、リストから外され東京裁判では証人として出廷しています。
膀胱がんで東京の逓信病院に入院していた石原は5月3日から病室で尋問を受けている。
今度の戦犯の中で誰が第一級戦犯だと思うか、の検事の質問に対し
石原は「トルーマン」と答えている。
それは一枚のビラを示し
「もし、日本国民が銃後において軍と共に戦争に協力するならば、老人、子供、婦女子を問わず全部、爆撃する。だから平和を念願して反戦態勢の機運を作れ」という内容でした。
これに対し石原は
「国際法では非戦闘員は爆撃するな、という規定があるにも関わらず、非戦闘員を何十万人も殺したではないか、国際法違反でないか、このビラが立派な証拠だ」
面食らった検事が「あれは脅しだ」と反論しても
石原は「そうではない、このビラの通りに実行したではないか、トルーマンの行為こそ第一級の戦犯だ」と畳みかけた。
では石原が、あの戦争を指揮したなら、どのような戦術だったのでしょう。
まず、「補給路を確保するため、ソロモン、ビスマーク、ニューギニアの諸島を早急に放棄、戦略資源地帯防衛に転じ、西はビルマの国境からシンガポール、スマトラ中心の防御線を構築、中部はフィリピンの線に退却、他方、本土周辺、およびサイパン、テニヤン、ガムの内海洋諸島をいっさい難攻不落の要塞化し、何年でも頑張りうる態勢をとるとともに、外交的には支那事変解決に努力傾注する。」
特にサイパンの防備には万全を期し、この拠点は断じて確保する。
日本が真にサイパンの防備に万全を期していたなら、米軍の侵入は防ぐことができた。
米軍はサイパンを奪取できなければ、日本本土爆撃は困難であった。
それ故サイパンさえ守りえたならボロな飛行機でもなんとか利用でき、レイテを守り当然五分五分の持久戦で断じて負けてはいない」
確かに日本はマリアナ諸島の重要性を認識しながら有効な行動をとらなかった。
石原莞爾なら広い太平洋で戦線を伸ばしきる愚かな作戦を立てることはなかったろう。
米軍の反撃が始まった時点で、日本が戦線を一気に縮小しマリアナ諸島に強固な要塞を築けば米軍の補給路が伸び太平洋の広さに米軍が苦しむことになっただろう。
たらればだが、マラリアを堅守することでB29の継続距離に入らず本土への空爆及び広島、長崎への原爆投下も不可能になる。
しかし石原の発言は占領下の日本で報道されることはなかった。
東京裁判の批判、米軍への批判は発禁の対象であり原爆投下の批判は禁忌だった。
今でも米国は原爆によって終戦が早まったと思っているアメリカ国民が多いと思うが、実際には天皇が処刑されなかったことがなによりも終戦に繋がったと個人的には思う。
石原莞爾という軍人の人物像はなんとなく、こんな感じの人。
「マッカーサーが一番恐れた軍人」として石原莞爾を挙げている
さすがに戦争の天才と言われるだけの理由がある。
※ 参考書籍
「それでも、日本人は「戦争」を選んだ」
「天皇の国史 竹田恒泰」
楽天 → 最終戦争論
アマゾン → 最終戦争論
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[石原莞爾 勝てた] [石原莞爾 天才] [石原莞爾 トルーマン] [石原莞爾 わかりやすく]
#最終戦争論 #石原莞爾 #第二次世界大戦 #太平洋戦争 #戦争 #マッカーサーが一番恐れた軍人
皮肉な話ぶりはするが、真相を捉え、ユーモアもあるが扇動的な軍人
石原は関東軍参謀として満州事変を計画した人ですが、自らが参謀本部の作戦部長の時に起きた日中戦争の拡大には反対
し、さっさと作戦部長を辞めてしまう
戦時中も人気がありましたが、今もなお人気のある軍人さんです。
ただ満州事変時の兵力差として日本の関東軍が約1万人に対し張学良率いる東北軍は約19万人と圧倒的に不利な状態で、張学良の軍事的拠点を一気に占領してしまい世界の政治・軍事関係者が、その名を知ることになった戦争の天才です。
石原莞爾が中国侵略の拡大に反対したのは、この時期に米英の既得権との衝突を避けたかったのではないかと個人的に思ってしまう。
何故なら日本が一番の仮想敵国はロシアであり、とにかくロシアの南下を一番に恐れていた。
太平洋戦争の原因ともいわれる日本軍の南下はまさに石原莞爾が反対していた米英の既得権益を侵害するものだったからです。
さて本題の「石原莞爾が太平洋戦争の指揮を執っていたら」、日本はアメリカに勝てていたのでしょうか
これにはいくら戦争の天才と言われた石原莞爾でも「勝てる」とは思っていなかったようですが
五分五分あるいは、持久戦で持ちこたえながら中国と講和を結ぶと言い放つ。
また、日本の重要な拠点を難攻不落に防御することで米軍の補給路を断ちながら戦うという戦術を持っていた。
満州事変の首謀者である石原莞爾は当初、戦争犯罪リストに載っていたのですが、リストから外され東京裁判では証人として出廷しています。
膀胱がんで東京の逓信病院に入院していた石原は5月3日から病室で尋問を受けている。
今度の戦犯の中で誰が第一級戦犯だと思うか、の検事の質問に対し
石原は「トルーマン」と答えている。
それは一枚のビラを示し
「もし、日本国民が銃後において軍と共に戦争に協力するならば、老人、子供、婦女子を問わず全部、爆撃する。だから平和を念願して反戦態勢の機運を作れ」という内容でした。
これに対し石原は
「国際法では非戦闘員は爆撃するな、という規定があるにも関わらず、非戦闘員を何十万人も殺したではないか、国際法違反でないか、このビラが立派な証拠だ」
面食らった検事が「あれは脅しだ」と反論しても
石原は「そうではない、このビラの通りに実行したではないか、トルーマンの行為こそ第一級の戦犯だ」と畳みかけた。
では石原が、あの戦争を指揮したなら、どのような戦術だったのでしょう。
まず、「補給路を確保するため、ソロモン、ビスマーク、ニューギニアの諸島を早急に放棄、戦略資源地帯防衛に転じ、西はビルマの国境からシンガポール、スマトラ中心の防御線を構築、中部はフィリピンの線に退却、他方、本土周辺、およびサイパン、テニヤン、ガムの内海洋諸島をいっさい難攻不落の要塞化し、何年でも頑張りうる態勢をとるとともに、外交的には支那事変解決に努力傾注する。」
特にサイパンの防備には万全を期し、この拠点は断じて確保する。
日本が真にサイパンの防備に万全を期していたなら、米軍の侵入は防ぐことができた。
米軍はサイパンを奪取できなければ、日本本土爆撃は困難であった。
それ故サイパンさえ守りえたならボロな飛行機でもなんとか利用でき、レイテを守り当然五分五分の持久戦で断じて負けてはいない」
確かに日本はマリアナ諸島の重要性を認識しながら有効な行動をとらなかった。
石原莞爾なら広い太平洋で戦線を伸ばしきる愚かな作戦を立てることはなかったろう。
米軍の反撃が始まった時点で、日本が戦線を一気に縮小しマリアナ諸島に強固な要塞を築けば米軍の補給路が伸び太平洋の広さに米軍が苦しむことになっただろう。
たらればだが、マラリアを堅守することでB29の継続距離に入らず本土への空爆及び広島、長崎への原爆投下も不可能になる。
しかし石原の発言は占領下の日本で報道されることはなかった。
東京裁判の批判、米軍への批判は発禁の対象であり原爆投下の批判は禁忌だった。
今でも米国は原爆によって終戦が早まったと思っているアメリカ国民が多いと思うが、実際には天皇が処刑されなかったことがなによりも終戦に繋がったと個人的には思う。
石原莞爾という軍人の人物像はなんとなく、こんな感じの人。
「マッカーサーが一番恐れた軍人」として石原莞爾を挙げている
さすがに戦争の天才と言われるだけの理由がある。
※ 参考書籍
「それでも、日本人は「戦争」を選んだ」
「天皇の国史 竹田恒泰」
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