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ペットボトル症候群とは
2022/ 08/ 04
熱中症対策で水分補給は大切ですが「ペットボトル症候群」には注意が必要です。
ペットボトル症候群とは
ペットボトル症候群は清涼飲料水ケトーシスとも呼ばれています。
糖分を多く含む飲料をたくさん飲み続けることで起きる健康障害のことをいいます。
糖分を含むものを飲食すると血液中のブドウ糖の濃度※血糖値があがります。
血糖値が上がると膵臓から分泌されるインスリンというホルモンによりブドウ糖が脂肪や筋肉に取り込まれ血糖値が下がります。
しかし、糖分を多く含む飲料を飲み続けると高血糖の状態がいつまでも続き、インスリンの分泌が減少したり働きが悪くなったりしてブドウ糖が血液中に残ったままになってしまいます。
血液中にブドウ糖が多くとどまったままだと尿の量が増えて脱水になってしまいます。
喉が渇くのでさらに糖分の多い飲料を飲み続けると、より症状が進み悪循環に陥ります。
これがペットボトル症候群の「きっかけ」になります。
ペットボトル症候群が疑われる外来の患者さんの多くは若い肥満の男性
ペットボトル症候群になると体重が減り意識障害や悪心といった症状がみられます。
重症化すると意識障害を起こすこともあり命に関わります。
もともと血糖値の高い方はペットボトル症候群になりやすいため注意が必要です。
糖類ゼロの飲料水でも糖類が0.5グラム未満であれば糖類ゼロと表示できるため知らないうちに糖類を摂取している可能性もあります。
適切な水分補給とは
食事を三食摂るだけでも水分は摂取できており、あまり神経質になる必要もありませんが
激しい運動をしなければ食事以外で1日1リットル~1.5リットル程度「水」を摂取すれば大丈夫でしょう。
ポイントは喉が渇いていなくても「こまめに飲むこと」です。
特に高齢の方は喉の渇きを感じにくいので注意が必要です。
「1時間にコップ1杯分飲む」というように時間を決めておくとよいでしょう。
水分補給で飲むものはお茶か水が望ましいです。
スポーツドリンクは糖分が多いものもあり飲み過ぎには注意が必要です。
子供や高齢者には、いつもと変わりがないか周りの人たちの気遣いも大切です。
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