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マルトリートメント 本
2021/ 03/ 01
マルトリートメントとは「避けるべき子育て」「不適切な養育」のことをいいます。
子供の健全な発育を妨げるとされています。
子供を叩いたり、怒鳴ったり、感情にまかせて親という立場を利用して子供への態度を変えるというのが子育てにはよくない。
最近の子供は自宅にいてもスマホやタブレットばかり見て、親子のコミニュケーションの時間がなくなっている。
スマホやタブレットが悪いわけではありません
また、しつけと称して体を叩いたり、体罰を加えることが日本では容認されていることもあり、更にエスカレートし子供の命を奪ってしまうケースも少なくありません。
WHOのチャイルド・マルトリートメントの定義では
身体、精神、性虐待、ネグレクトを含む児童虐待を広くとらえ、虐待とはいえない大人から子供への発達を阻害する行為、全般を含めた不適切な養育を意味します。
つまり虐待とほぼ同義ですが、大人の側に危害の意図がなくても、子どもに目だったキズや精神疾患が見られなくても、行為そのものが不適切であればマルトリートメントといえます。
一般に児童虐待と聞くと、酷い暴行や性的虐待を伴った極端なケースが多いのですが
マルトリートメントは、しつけと称し脅かしたり暴言を吐いたり、心理的、精神的な虐待も含まれます。
日常生活の場でよく起こることですが見過ごされている場合が多いのも事実なのです。
マルトリートメントの頻度や強度が増したときは子供の脳の部位によって萎縮したり、肥大したりする損傷を受けます。
その結果、学力の低下や非行、心の病などの危険性があります。
軽微なマルトリートメントでは、そのようなことは起きませんが、一度、傷を負った脳を元に戻すのは容易ではありません。
親がとりわけ注意しなければならないのは親と子供は対等の立場ではありません。
強い大人が弱い子供に体罰を加えたり怒鳴ったりすることは大人が想像するよりも、より強い衝撃を与えます。
しつけとは、子どもに恐怖心を与えることではなく、正しく導くことが目的でなければいけません。
「ダメ」「はやくして」「あとでね」・・・こんな言葉をつい、かけていませんか
不適切な関りが子供の脳を変化させる
一生懸命な親ほど子供をキズつけてしまう行為がマルトリートメント
子供の子育てに悩んだら、是非、一読することをお勧めします。
不適切な親にならないようマルトリートメントには気をつけましょう。
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