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肺炎 風邪 違い
2020/ 03/ 25肺炎の主な症状は咳・痰・発熱などで風邪の症状と似ているため見分けるのは難しいのですが
肺炎と風邪はまったく異なる病気
肺炎と風邪の大きな違いとしては感染が起きる部位
風邪は鼻や喉など主に上気道に原因菌が感染し炎症を起こします
一方の肺炎は主に肺の中でかかる感染症で肺胞という部位に炎症が起こります。
風邪 → 上気道、下気道の感染症
肺炎 → 肺の感染症
肺胞では呼吸を行っているので肺胞に炎症が起きると
・ 息苦しさを感じる
・ 呼吸が早くなる
・ 呼吸困難になる
肺炎は入院が必要になるほど重症化する場合があるため風邪とはまったく別なものととらえ注意すべき病気です
高齢者の肺炎の特徴
高齢者の肺炎では発熱・咳・痰といった症状はあまり見られず
・ なんとなく元気がない
・ 食欲がない
・ 意識がはっきりしない
など家族が肺炎と気づかないうちに重症化する危険もあるそうです。
体力、免疫力の低下した高齢者は急激に症状が悪化し命に関わることがあるため
・ 風邪のような症状がある
・ 体調がおかしい
・ 元気がない
などいつもと違う症状が長引く場合は早めにお医者さんに相談するようにしましょう。
肺炎になる原因では肺炎球菌がもっとも多くインフルエンザ菌も原因になります
風邪の原因はほとんどがウイルスによるものです。
高齢者が肺炎になると
・ 入院により足腰の筋肉が衰える
・ 入院により認知症になる可能性もある
・ 糖尿病の方はその症状が悪化する
・ 心筋梗塞のような心臓に病気がある方は脳卒中にかかりやすくなる
などの報告があります。
誤嚥性肺炎とは
誤嚥性肺炎とは唾液や飲食物などが誤って気管に入りそれと一緒に細菌などが肺に入ることで起こる肺炎のこと
高齢者は飲み込む力が弱くなっているため誤嚥が起こりやすくなっています
また寝ている間に唾液が気管に流れ込むこともあり唾液に肺炎球菌などの細菌が含まれていると肺炎を起こす原因にもなります。
飲食物の誤嚥しやすい方は繰り返し誤嚥性肺炎を起こすようになるので口の中を常に清潔に保つことは肺炎予防にも大切です。