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スマホと学力と偏差値
2019/ 05/ 09ここ数年で急激に増加したスマホ
生活の一部と言ってもいいくらい、なくてはならない存在ですね。
私は18歳未満の子供がスマホに依存するのは反対なのですが、家庭の事情でスマホを持たなければいけない子供も多い
青少年へのスマホの普及率は小学生で約30%、中学生で約58%、高校生で約96%がスマホを利用している。
これは2017年度の統計なので、今後、普及率は伸びることが予想されます。
ただ、スマホの依存率はものすごく高く、その分を学力に・・・と思っている親御さんも多いと思っています。
スマホの依存は学力ばかりでなく視力をも破壊してしまうことに気づいている親御さんも多いでしょう
「スマホを止めるだけで偏差値は10あがる」と訴えている方もいらっしゃいます。私もそう思います。
2010年からのスマホの使用に関する継続調査では家庭での勉強時間が同じであっても携帯やスマホの使用時間の長い生徒ほど成績が下がることが分かってきています。
例えばLINEというSNSをやっている状態は脳に制御がかかり「眠っている状態」になっているのだと
手指や目を酷使しているから脳は活性化すると思っていたのですが、実際には眠っている状態に等しい
また、スマホを使うことで記憶が消える現象も確認されているのだとか・・・怖いですね。
LINEなどのSNSの文面を見るとすぐに分かるのですが、単語の羅列で文脈もへったくれもあったものでない。
「何食べる」「カレー」「どこにいる?」など、脳を働かせなくなくても会話が成立してしまうスマホ
スマホを使い続けていて一番、心配なのは記憶力の範囲が狭くなること
記憶の容量が小さくなるということは老化や認知症にも繋がる
小学生や中学生のうちから認知症と似た症状と診断されたら、それこそ取り返しがつきませんね。
そこで勧められているのが素読や音読
素読は※そどく、すよみ、と呼ばれ特に漢文を読む際に理解は二の次にし文字を声に出して読むこと。
スマホを使った分だけ毎日、素読をする習慣を身に付けさせていかがでしょう。
認知症患者に素読をさせたところ認知症の進行が止まるだけでなく改善も見られたという報告もあるそうです。
記憶力が心配な方は新紙幣のモデルとなる渋沢さんの論語と算盤でも素読してみましょう
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