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勉強が苦手な子供と得意な子供の違い
2019/ 05/ 01世の中の学習塾の多さには驚かされますが、学習塾に通っていても成績が思うように伸びない子供や塾通いをしていないけれど成績が伸びている子どもいて
この違いって何 ? と思うこともシバシバ
実は勉強の仕方の違いで成績に差が出ているようなんです。
「そんなことは分かっているよ」「だから学習塾に通わせている」とお叱りを受けそうですが・・・
では、どうすれば勉強が得意な子供になってくれるのでしょう。
うちの娘なども、そうなのですが、とりあえず机に向かって2時間、3時間と時間は費やしてはいるのですが、頭にはいってこない、すぐに忘れてしまう、を繰り返してばかり。
これでは、せっかくの貴重な時間と「やる気」がもったいない。勉強の仕方に工夫が必要かも知れません。
では、どこに注意して勉強すれば良いかというとアウトプットの量を増やす。
勉強の仕方を見ていると確かに本をよく読んではいるのですが、難しい漢字やアルファベットを一つも書き出していなかったり
アンダーラインも引いていない、これではアウトプットが多いとは言えませんね。
アウトプットとは
教科書を読んだら問題集を解いたりテストをする
本を読んだら感想文を書く
自分が理解した内容を友達に話す
などがアウトプットです。
つまりインプットした勉強を吐き出してやらないと、ちゃんと記憶には残ってくれないようです。
インプットとアウトプットの比率はインプット3に対してアウトプットが7
いかがでしょう、お子さんはアウトプットの量が足りていますか?
うちの娘は多分1対1くらいでしょうか(笑) 全然アウトプットが足りていません。
親御さんの中には読書が趣味な方も多いと思うのですが、小中学生の頃に読んだ本の中で覚えている本はありませんか?
多分、その本を読みながら、難しい漢字を書きだしたり、友達に感想を語ったりした記憶があれば長期記憶として頭の中に残っているので「読書が得意」な人になっているのだと思います。
知らず知らずのうちにアウトプッットが上手になり記憶が定着したということです。
勉強をしながらアンダーラインを引いたり書き出したりすることは手を動かして運動神経を使いながらアウトプットします。
「ここは気にしなさい」というサインが脳に送られて脳が活性化し記憶に残りやすくなるのだとか。
今よりも記憶がよくなるには
勉強したら、手を動かしてみましょう、説明してみましょう、感想文を書いてみましょう。
・ 教科書、参考書を読むときはアンダーラインを引く
・ 先生の話はノートを取りながら聞きましょう
・ 友達との話の中で説明してみましょう
意味記憶とエピソード記憶の違い
意味記憶とは英単語のように関連性が薄いので覚えづらく忘れやすい記憶
エピソード記憶とは過去の出来事や体験をストーリーとして覚えるので記憶しやすく忘れにくい
公式などを口に出して説明することは意味記憶がエピソード記憶に置き換えられるため記憶しやすくなります。
人に説明するためには、しっかりと覚える必要があります。
友達同士で協力するならば自分の得意分野を教えて不得意な分野を教えてもらうようにしましょう。
その他の勉強で注意したいポイント
・ 睡眠不足時は勉強が非効率になる
※睡眠不足とは6時間未満
・ 長時間の勉強には途中で運動を取り入れましょう
※ハードな運動は避ける
未就学の子供には
本の読み聞かせの時は質問をしながら読み聞かせをする
外へお出かけした帰宅後に「何が良かった?」と感想を聞く
など、小さいうちからアウトプットを意識した習慣作りも大切です。
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