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短期記憶と長期記憶の違い
2020/ 04/ 29記憶には「短期記憶」と「長期記憶」があります。
短期記憶、長期記憶とは、それぞれどのような記憶なのでしょう。
▼ 短期記憶とは ▼
・ 短時間のみ覚えていられる記憶
・ すくに忘れてしまう、一般的な記憶
・ 覚えられる容量が少ない
・ ナナメ読みした新聞記事
・ メモを見ながらかける電話番号
▼ 長期記憶とは ▼
・ 何度も繰り返し使っているうちに覚える場合の記憶
・ 暗記している継続的な記憶
・ 覚えられる容量は無限大
・ 自宅の電話番号
・ 友達の名前や趣味
・ 自分の好きなことの内容
▼ 子供でも大人でも長期記憶が大切 ▼
テスト勉強の時に「前日に寝ないで勉強」や「テスト前の休み時間の勉強」でたまたまヤマが当たりラッキー、と思ったことはありませんか?
これらで得られた記憶は短期記憶であり、すぐに長期記憶には結びつきません。
テストが終わるとすぐに忘れてしまい
その場しのぎの記憶で本当の実力にはなりません。
▼ エビングハウスの忘却曲線 ▼
ドイツの心理学者エビングハウスの記憶と忘却の実験では
学習直後 → 100%
20分後 → 58%
1時間後 → 44%
1日後 → 26%
1週間後 → 23%
1か月後 → 21%
と、学習直後は100%覚えていたものが20分後には58%、1時間後に覚えているのが44%、1日たつと26%、1か月もたつと21%しか覚えていなかったという実験結果が
完璧に覚えていたつもりでも、学習後に何度も復習しなければ、ほとんど忘れてしまいます。
この実験の結果をもとに
◆ 忘れる前に繰り返し反復することで忘れる確率は大幅に低くなる ◆
ことが証明されています。
長期記憶のためには繰り返し学習する復習が大切です。
▼ 長期記憶のポイント ▼
・ 何度も繰り返して反復学習する
・ 声に出して読む、耳で聞く、書くなど五感をフルに使う
・ 睡眠をしっかりとることで記憶が強化される
・ 関連付けで記憶するクセをつける
などの学習や生活の工夫で記憶がしっかりと定着します。
▼ 記憶力に役立つ食べ物と栄養 ▼
ベリー類 → フラボノイド成分が認知力低下防止への期待
バナナ → 脳のエネルギーとなる糖質が多く含まれている
ホウレンソウ → ルテイン成分が脳細胞の損傷の修復、認知機能低下の予防に
青魚 → オメガ3脂肪酸が記憶力の減退を防いでくれる
ピーナッツ → レシチン成分が記憶力アップに効果的
この他の記憶力をアップされる食べ物・飲み物には
クルミ・緑茶・コーヒー・チョコレートなどがあげられています。
記憶力アップに必要な栄養素として
・ ブドウ糖
・ DHA・EPA
・ レシチン
・ ホスファチジルセリン
などの栄養素も効果的なのだとか
記憶力と並行して身につけたいのが集中力
いくら記憶力が良くても集中力が無ければ複数の教科を覚えるときに不利になります。
▼ 集中力を高める方法 ▼
集中力は才能ではありません
意識してトレーニングとたり工夫することで集中力は高まります。
集中力が高まれば勉強や仕事、スポーツ、恋愛までをも上手くいかせることが可能になります。
では集中力を高めるにはどのような方法が一番良いのでしょう
・ 他の事をしない → 何かをヤルと決めたら他のことはしないようにしましょう。
・ 余計なものを視界に入れない → 目からの刺激は集中力には邪魔、部屋もキレイにしましょう
・ 余計な音を聞かない → 脳への余分な刺激はシャットアウトしてしまう。
・ 時間で管理する → 時間内で作業が終わるように習慣づけます。
・ ステップで管理する → 1日、1週間、1か月単位でやるべき範囲を目標にします。
・ 静的な筋力をつける → 片足立ち、同じ姿勢のキープなどのトレーニングを1日5分から始めましょう。
・ 行動してやる気を出す → 短時間、15分間だけガンバッテみましょう。
・ 前日までに準備 → かかり始めが遅くなる原因は準備不足、準備するだけで脳内でリハーサルができます
・ 習慣を決める → 何事も取り掛かる前にコーヒーを飲んだりサプリを飲んだりしてリセットする
・ 成功パターンはある → 図書館や喫茶店など集中力が高まる場所を知ることで成功しやすくなる
・ 目の機能を良くする → 目の機能と脳の機能は比例する
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