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モノづくり日本 大工さんが減少
2018/ 12/ 30日本の住宅作りの象徴である大工さんや工務店の数が減少しているという
大丈夫なのか日本?
ただ住宅の着工件数は上昇しているというから不思議な話である
何故こんな現象が起きているかというと木造建築の95%がプレカット工法という技術で木材を加工しているため
プレカット工法は工場でロボットが木材の加工を行うため人の手を使わずに淡々と作業が進んでしまう。
工場内は人がおらず暗いため懐中電灯が必要なほど
人間の手が必要なのは梱包・運搬と機械のメンテナンスくらいなもの
なので大工さんが現場でノミやカンナで加工する必要が無くなり減少が続いているという。
大工さんの数が減少すれば当然、工務店の数も減少
住宅工事の着工数は増えていても多くは大手のハウスメーカーが受注してしまうという
効率化が進むのは結構な話だが大工仕事は技術職だけに将来が心配になる
現地での仕事が無くなれば、もはや大工仕事とは呼べず、ただの「組み立て屋さん」ではないか
それでも経費を抑えれるためユーザーにとっても低価格で一戸建てを建てれるのだからメリットは多い
大工さんの、お昼のお茶を出すことなく、三時のオヤツの心配もなく淡々と家は建つ。
大工さんの出番が少なくなったのはプレカット工法ばかりではない
大工さんは木材の加工や組み立てばかりでなくボードや天井を貼ったりできのですが
新築なら天井は天井屋、床は床屋、鉄筋は鉄筋屋と細分化が進んでいるため大工の出番が少なくなっているのも減少の理由になっている。
ただ大工が消えれば大工が使う道具も消える、各地の道具屋さんも大工と同じく厳しい現状が続いてる、という。
厳しい現実の大工ですが僅かな望みはリフォーム事業
大量生産が得意なプレカットはリフォーム市場は視野に入れていない
既存住宅の補修や改築で大工の技術を継承してもらいたいものである。
現状で工務店や大工を辞めようかと考えている方はリフォーム業者への転職という道も残されています。
せっかく身につけた技術を若い世代につなげることも既存の大工さんにとっては重要な役目ではないでしょうか。
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